Diary

ほんまもん建築日誌

大正14年築の建物を末永く長持ちさす工事です・・・

2023.04.04

昔ながらの木造家屋、広さが約120坪という大きなプロジェクトです・・・

床が朽ちてきたという依頼があり、床下に入るとカビの腐朽菌や湿度が異常に高い・・・

入念に計画を立てて、床下環境改善もしていきましょうと提案させて頂きました・・・

まずは、解体・・・ さすが大正時代の建て方、床組の材料がすべて丸太です・・・

カビの胞子がベッタリです・・・

解体撤去完了です・・・

床下環境を改善する為、防湿シートを敷詰め、床下に空気の流れを作る拡散型ファンを7台・・・

排気型のファンを2台設置しました・・・

拡散型です・・・

排気型です・・・

更に、公共の建物などで使用する換気扇を床下に設置します・・・

ダクトで床下の隅々まで換気できる様にしていきます・・・

そして、床の復旧です・・・

床組の下地材も昔ながらの大きな材で施していきます・・・

床暖も入れました・・・

仕上げは杉の床で、脚触りも気持ちいいですね・・・

完成後、湿度計を各所に設置し、床下に据え付けた機械を作動・・・

すると、「なんということでしょう」最初は90%以上の相対湿度が作動して半日程度で60%まで下がりました・・・

夏に耐震補強と残りの床下部を工事させて頂きます・・・

 

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