昔ながらの木造家屋、広さが約120坪という大きなプロジェクトです・・・
床が朽ちてきたという依頼があり、床下に入るとカビの腐朽菌や湿度が異常に高い・・・
入念に計画を立てて、床下環境改善もしていきましょうと提案させて頂きました・・・
まずは、解体・・・ さすが大正時代の建て方、床組の材料がすべて丸太です・・・
カビの胞子がベッタリです・・・
解体撤去完了です・・・
床下環境を改善する為、防湿シートを敷詰め、床下に空気の流れを作る拡散型ファンを7台・・・
排気型のファンを2台設置しました・・・
拡散型です
・・・
排気型です
・・・
更に、公共の建物などで使用する換気扇を床下に設置します・・・
ダクトで床下の隅々まで換気できる様にしていきます・・・
そして、床の復旧です・・・
床組の下地材も昔ながらの大きな材で施していきます・・・
床暖も入れました・・・
仕上げは杉の床で、脚触りも気持ちいいですね・・・
完成後、湿度計を各所に設置し、床下に据え付けた機械を作動・・・
すると、「なんということでしょう」最初は90%以上の相対湿度が作動して半日程度で60%まで下がりました・・・
夏に耐震補強と残りの床下部を工事させて頂きます・・・